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受診の際の同伴者へのお願い

今回は、患者さんのプライバシーや我々医療者の守秘義務も含めての話です。受診される方の精神状態によっては同伴者が必要な時があります。同伴者が家族であれば問題ないのですが、他人の場合は診察室へ一緒に入室をお断りすることがあります(たとえ本人の了解を得ていると主張されても)。

 

他人同伴者は、友人、恋人、職場上司などを指しますが、本人のためにならないケースが多いので、なるべく家族の同伴でお願いします。疾患によっては、第三者に告知すべきでない場合もあります。本人のプライバシーも大切です。

 

 

本当に、あなたの彼氏彼女や部下のためを思うのなら、ご自身は一歩ひきさがって、家族と本人に受診していただくのが筋でしょう。

 

 

患者さんが未成年や自己判断能力に欠く場合なら、なおのこと家族同伴にして、血縁のない人は一歩下がった状態で見守ってあげてください。間違っても第三者が共依存者になりネットで勝手に自己診断をつけて、薬剤を指定するなど治療に間違った介入をすべきでありません。

 

どうしても他人の状態が気になるのであれば、保健医療機関以外の場所で存分に討論してください。

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