全般性不安障害や社会不安性障害というとややこしい漢字ばかりがならびますが決して珍しい症状ではなく、こういったことを経験することも稀ではありません。
特定の不安だけではなく、その他、些細な不安についても次から次へと頭に浮かび続けます。 漠然とした様々なことが不安の対象となり、心配事がずっと頭に浮かんでいる慢性の不安状態となります。 患者さんは、たえず将来のことが気がかりで、いらいらして集中できず、落ち着きがなく、リラックスすることができません。
また、電車に乗るとき、人ごみに入るとき、学校や会社に行くときなど特定の状況でおこることもあります
体の症状として頭痛、呼吸促迫、心窩部不快感、めまい、口渇など自律神経失調症に似た症状がみられることがあります。 治療としては、認知行動療法に漢方を中心とした療法等が効果的です。
最近は治療成績もよく、早くて1ヶ月、長くても3ヶ月くらいで軽快することが多いです。