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お薬手帳をよく見て不明な点は主治医に確認を

前回、普段飲んでいる薬が原因で認知症っぽくなる患者さんが多いと書きましたが、日本老年医学会では以下のようなものをあげています。

 

 

 

自分はこんなややこしい薬は飲んでいないと思うかもしれませんが、ベンゾジアゼピン系薬剤は内科で「弱い安定剤ですから大丈夫です」「睡眠薬ではなく安定剤ですから」と言われて出されるデパス(エチゾラム)がその一つです。

 

 

またH2ブロッカーは胃薬(ガスター ファモチジン)です。

抗ヒスタミン薬は、風邪薬(PL顆粒)やかゆみ止め、アレルギーの薬の成分です。

 

 

医師は悪意をもって処方しているわけではありませんが、昔からの慣習で出している場合があります。また患者さんも危機感なく「いつものお薬がよく効くから出して欲しい」と安易におっしゃいます。

 

 

これを機会に、一度お薬手帳をみて、漫然と投与されている薬がないか?本当に飲まないといけないのかをよく吟味してください。内服が多い方は特にご注意ください。また65歳以上の方も、「ずっと飲んでいるから大丈夫」と思わず、年齢に応じた処方に変更すべき旨をご理解ください。

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