診療内容

精神保健指定医があなたの悩みにしっかりと向き合います

1人で悩んでいませんか?誰かに話したり、相談しているうちに、気持ちが楽になったり自分の答えが見つかることがあります。精神保健指定医は、あなたが気づかない、自身の考えを引き出す専門家です。中田こころのクリニックでは、厚生労働大臣より指定された精神保健指定医が、精神療法や回復に必要な内服治療を行っています。専門医と話すことによって、気持ちの整理ができたり悩みの解決につなぐことができます。

木曜日は心理検査を行っております

毎週木曜日は心理検査(10:00~13:00 / 14:00~16:00)を行っております。学校法人夙川学院神戸教育短期大学准教授の大西貴子先生にご協力いただき、検査を行ってまいります。大西先生については以下をご覧ください。

学校法人夙川学院
神戸教育短期大学准教授 :
大西貴子

略歴

  • 大阪教育大学大学院教育学研究科心理学専修(教育学修士)
  • 2000年:奈良県立医科大学精神医学教室 臨床心理士
  • 2010年:奈良教育大学学校教育講座 障害児心理学分野 特任准教授
  • 2020年:学校法人夙川学院神戸教育短期大学 准教授

資格

  • 臨床心理士
  • 公認心理師

所属学会

  • 日本児童青年精神医学会
  • 日本行動分析学会
  • 日本認知・行動療法学会…など

こんなお悩みの方が多く来院されます

  • 物忘れ外来(MCI外来)

    言葉がうまく出ない…、家族の顔が思い出せない…。
    MCIというのは認知症になる前のいわば認知症予備軍症状のことです。物忘れ外来を行っているメンタルクリニックは多くあります。

    詳しくはこちら >

診療項目

お悩みの項目をクリックしますと、内容をご確認いただけます。

うつ病の相談 治療

憂うつな気分がなかなか晴れず、何かをやろうという意欲が湧いてこない。この状態を抑うつ状態といいます。この状態が長く続く場合は、うつ病として治療をしたほうがよい場合があります。年齢や環境により、思春期うつ、産後うつ、引越しうつ、昇進うつ、老年期うつなど様々な表現がされています。周囲からは、気持ちの弱さや甘えと考えられ辛い思いをされるケースや、休職や休学ができずに症状がより悪化するケースもありますので初期段階での受診が望まれます。
うつ病の治療の基本は、安静休養です。薬物治療としてはSSRIに代表される新規抗うつ薬の開発が進んでおり、治療効果も高まっています。それらに精神療法を軸として組み合わせつつ回復を支えていきます。

認知症の相談 治療

認知症といえばアルツハイマー病だと思われている方も多いようです。近年の画像診断の進歩により認知症症状でもアルツハイマー病は半数以下であることがわかっています。レヴィー小体病(近年では心筋の画像検査で早期発見することもあります)、前頭側頭型認知症、その他様々な変性症や新生物による認知症が診断できるようになりました。初期うつ病が認知症と間違われるケースも少なくありません。当院ではMCI外来として連携医療機関で必要な高度先端検査を依頼し、患者様の診断名をきちんと確定した上で、完治できる認知症か、老化とともに進行を食い止めるしかない認知症か、しいては将来認知症になる可能性を含めての予防的な治療も行っていきます。介護などでお悩みの方への家族相談も受け付けております。

統合失調症の相談 治療

現在精神科病院に入院されている方のもっとも多くをしめる疾患が統合失調症です。20歳前後の思春期に発病し、幻覚、妄想、人格の急な変化などがみられます。長期入院や社会からの隔離に至ったのは、われわれ精神科医にも責任があると思います。これまで精神科病院の内情を世間に周知啓発してこなかったため、統合失調症がどんな病気でどんな経緯をたどるのか社会的に十分な理解をいまだに得ていないと感じています。数十年前は不治の病として閉鎖病棟に長期入院をされていたケースが多くみられましたが、現在は通院で日常生活を過ごされている方の割合がかなり増加しています。当院もやむなく入院を勧める場合もありますが、外来通院でともに統合失調症と向き合っていきたいと考えています。

不安障害の相談 治療

多くの人前でスピーチするときや初対面の人に会うときは不安や緊張があります。これはだれでも当たり前に経験することです。しかし不安障害はこうした不安や緊張が不必要に大きくなり、日常生活に影響が生じ人前に出ることを避けたりする状態です。たとえば学校や会社に行くことはできても、不安と緊張感を感じ続けているので疲れやすく、日中の倦怠感や集中力の低下を来すこともあります。また手足のふるえ、動機、発汗といった身体症状が現れることもあります。
当院の治療としては、必要最小限の薬物治療で症状を緩和し、減感作療法や認知行動療法を用いて不安や過度な緊張が生じなくなる状態を目指します。自信と安心感を感じられてから徐々にお薬の力を借りなくてもこのような状況を乗り切れるような心を育んでいきます。(もちろん薬物治療を希望しない方は時間をかけてゆっくり行動療法を指導していきます)

強迫性障害の相談 治療

強迫性障害は、強迫観念(自分の手が汚れているのではないか?いつもと違うことをすると良くないことが引き起こるのではないか?)が何度も頭をよぎり、払いのけることができなくなる状態と、強迫行為(手を何度も洗う、玄関の鍵を何度も確認する)の2つがあります。初期に治療をすれば一過性で寛解しますが、長引けば長引くほど治療が困難になり、症状も多岐に渡ります。これまで森田療法をはじめたくさんの治療プログラムがなされてきました。現在は心理的問題に加えて、脳のある種の神経伝達物質の問題ともされており、薬物治療と行動療法の併用が好ましいとされています。初発、再発さまざまな場合がありますので、まずはご相談ください。

パニック障害の相談 治療

パニック障害は、発作的に動悸や息苦しさ、発汗、吐き気、めまい、手足の冷感などの症状を伴って強い不安におそわれる疾患です。
大きな病院で身体の検査をしても、異常なしと診断されることが多いです。また一度発作を起こすと、またあの状態になるのではないかという不安(予期不安)が次の発作の引き金になり悪循環に陥ることもあります。治療としてはパニック発作が起こらないように薬物治療で発作のコントロールをしつつ、発作に対する恐怖感を心と身体の両方から和らげていきます。もう大丈夫と自信がつくように、少しずつ発作を引き起こすきっかけの環境に慣れていく練習をはじめます。些細なことも相談しながら確実に治療しましょう。

不眠症の相談 治療

不眠には寝付けない(入眠障害)、夜中に目がさめる(中途覚醒)、朝起きたときに眠った感じがしない(熟眠障害)などさまざまです。「不眠は万病の元」とも言われ、高血圧や糖尿病など生活習慣病に関連するとも言われています。不眠症は睡眠導入剤を飲めばいいという簡単なことではなく、不眠の背景にあるストレスや生活背景などを診察し治療を行います。また過眠症、突発性睡眠のある方からの相談も行っています。

心身症の相談 治療

心と身体はつながっています。「よくストレスで胃痛が起こる」「気分がすぐれなくて食欲がない」「緊張してお腹が痛くなる」といった話は日常で出てきます。それを自身でコントロール出来なくなり、日常生活に支障を来すことが心身症とよばれる状態です。心療内科的にはストレスケアや安定剤などの薬物治療を行いますが、身体疾患が疑われる場合は、連携病院での検査(胃内視鏡検査や頭部画像検査)も併用し、治療いたします。

自律神経失調症の相談 治療

本来自律神経の働きは自分の血圧や体温などを一定に保つ働きがあります。しかし、過度なストレスが長期化すると自律神経が本来の働きをしてくれず、心身ともにすぐれないといった状態を感じます。
現在は仕事が高度化・専門化しており、また人間関係も複雑になりさまざまなストレスがあります。自身のストレスをうまく発散するきっかけを失えば、身体的な不調を感じることがあります。例えば、不眠、下痢、便秘、動悸、食欲低下だけでなく、イライラや悲しみなどの心の不安定さまで症状は多岐にわたります。当院では、何気ない日常のお話や趣味のお話をしながら、複雑にもつれ合った糸を少しずつほどいていくような心理的アプローチを行います。必要に応じて少量のお薬を併用して睡眠や不安の解消をはかることもあります。お薬を希望されない方の相談ももちろん対応しております。

摂食障害の相談 治療

あるアンケートによると20代女性の70%が過食嘔吐の経験があるとされています。ドカ食いはたまに経験することもあるでしょう。「ストレス発散で食べ過ぎた」という話をよく耳にしますが、過食と拒食は表裏一体です。過食したら、太るのが怖くなり嘔吐または拒食し、拒食はストレスがたまるので過食してしまう。本来の摂食障害は、ボディイメージの障害(本来の目的を見失った過剰なダイエット)、成長拒否、成人化することへの拒絶といった心理的特徴がみられました。しかし現在外来診療に相談に来られる方の大半が、ストレス発散のための過剰な過食拒食といった側面をもっており、従来の摂食障害とは一線を期しています。
当院では従来の摂食障害の治療はもちろん、最近散見されるストレスからくる食行動障害としての摂食障害の治療にも取り組んでいます。

依存症の相談 治療

精神科ではアルコール依存症に対する長い治療の歴史があり専門病院もたくさんありました。しかし近年、依存症外来にはアルコールだけではなく、ギャンブル、薬物、買い物、携帯、SNSと依存対象は多岐にわたっています。依存症に対する治療は「こうすれば治る」「この薬が効く」といった確固たる指針があるわけでなく現代医学でも手探り状態と言わざるを得ません。当院では、覚せい剤やアルコール依存症はなるべく専門病院での初期介入をおすすめしています。ただ、買い物依存やネット依存、性行為依存といった専門性が確立されていない新しい疾患についてはアディクションアプローチといった精神療法での治療を行っています。

女性外来の相談 治療

女性は男性に比べてホルモン動態が複雑かつ変化しやすいのはご存知の通りだと思います。月経にともなうPMS(月経前不安症候群)、産後うつ病、更年期障害などが代表的な疾患であり、主に漢方薬での治療を推奨します。まれにホルモンバランスを整えるため安全性の高い低用量ピルを用いることもあります。またDV(ドメスティックバイオレンス)後におこる心の不安定さなどの相談も行っています。男性医師にいきなり相談しにくい場合は事前にお伝えいただければ女性相談員が予診を行うことも可能です。

漢方外来の相談 治療

心療内科領域では、冷え性、食欲不振、不眠、軽度の抑うつ症状は漢方薬での治療を行うことは珍しくありません。誤解されやすいのは、「漢方薬は副作用がないから安心」と思っておられる方が多いようです。漢方薬も肝機能障害や電解質異常などの副作用があり、適切な飲み合わせや治療機関を設けないとせっかくの治療が病状の悪化や再発を招くこともあります。漢方薬での治療を希望される方も、一般薬剤で治療される方と同様に定期的な診察と治療評価を行っていきます。何事もまずはご相談ください。

物忘れ外来(MCI外来)の相談 治療

MCIというのは認知症になる前のいわば認知症予備軍症状のことです。物忘れ外来を行っているメンタルクリニックは多くあります。しかし現在の医療ではすでに認知症を発病した患者様に進行を緩やかにするといった対応が主に見られます。当院では現在は認知症症状はなくても将来認知症になるおそれのある患者様への対応を行っています。例えばアルツハイマー病の原因となるアミロイドタンパクが脳に沈着するのは認知症発病の30年前からです。
80歳で認知症になると逆算すれば50歳からの予防が大切です。初診時に問診をさせていただき、その後提携医療機関にて画像検査(頭部MRIだけでなく必要なら心筋シンチグラフィーも保険で行います)を行い、それを元に今後の治療を行っていきます。
物忘れ外来(MCI外来)の相談 治療に関する詳細はこちら

思春期外来の相談 治療

子どもから大人への過渡期である思春期は、第2次性徴が始まり、性差の違いやホルモン変化などが著しくなってきます。心理的な自我の目覚め、アイデンティティの確立など、複雑な発達課題に直面する時期でもあります。そのため、体も心も劇的な変化にさらされ、自分だけではどうにもコントロールできないような心身の問題が、少なからず生じてきます。
また、適応障害、思春期うつ、過敏性腸症候群、摂食障害、自傷症候群のような疾患の背景に認知発達の凸凹があることが本人の生き辛さを引き起こし、進級や進学、対人関係に影響を及ぼすことがあります。当院の思春期外来では、成人期への大切な橋渡し期間である思春期をサポートいたします。

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